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開業までの流れ

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はじめに
ここ数年、開業医の数は急速に増加し、競争は年々激しくなってきており、一般企業と同様、医療機関も厳しい競争原理が働く時代に突入しています。少子化、高齢化、疾病構造の変化といった社会的な背景のもと、医療制度の抜本的改革が進む中、「勝ち抜かないと、生き残れない」とまでいわれております。開業を思い立ったら、厳しい現実を直視し、成功する開業医としての心構えを持つことが大切です。

STEP1. 成功への扉をあける

院長になる覚悟はよろしいですか?

まず、冒頭の質問ですが、
「先生、ご自身のクリニックを開業なさるお覚悟はしっかと決まっていますか?」
何を藪から棒にとお思いかもしれませんが、クリニックの院長とは次の三役をおひとりで全責任をもって行うことを意味しております。

「経営者」
個人事業のオーナーの役割です。零細企業であるクリニックは99%院長の手腕と決断で経営成績が決定されてしまいます。そのためには生半可ではない情熱(なにがなんでもこの開業で成功してやるぞという決して折れない意志)は必須です。
その他に手腕としてはご本業の医学ではなく、様々な案件を走りながら決断していく意志決定力、決算書や事業計画書の数字を読み取るチカラや様々な契約締結を乗り越えていく最低限の法律知識、対外的なトラブルに対しての折衝力といったものがあります。

「管理者」
院内のシステムやスタッフの管理をする役割です。ご勤務先の病院では事務長さんが、会社では課長さんがこなす役割ですが、ここでは院長が兼務せざるを得ません。(一部を先生のご親族に任せることはできましょう)
毎日毎月の預金通帳の管理(お振込や残高管理など)、院内の備品の管理(購入価格のチェックや発注サイクルの管理など)、スタッフの労務管理(各種法的手続きやチームワーク醸成、給与管理など)などがあげられます。お金の管理と人事労務管理はどちらの院長先生にとってもなかなかの大きな負担となっています。

「医師」
そしてやっとご本業の医師の役割です。「えっ、やっと」と思われるかもしれませんが、順序は間違えておりません。事業である以上、上記の2項目の方の優先順位が高いのです。もちろん、プライマリケアの面並びにご専門分野についてもご開業も日々ご研鑽いただき、よりよい医療を提供してそれが患者さんの支持を得るというのは言うまでもございません。 もうひとつ医師としての役割で特筆すべきは'患者さんへの説明技術'です。ムンテラに限らず私生活の話題も含めたコミュニケーション技能の向上が成功への近道です。

開業動機をしっかり固める

開業動機があいまいでは、さまざまな困難を乗り切っていくことは出来ません。動機が「信念」になるまで高めましょう。
まず、なぜ開業なのか、どんなクリニックにしたいのか。いわゆる「開業動機」を決定しましょう。これがしっかり決まらないうちは物件も資金計画も何を決めても後で必ず大きな修正(ときには修正できず後悔することにも)をすることになります。
まずはご自身の医師としての、人としての価値観を徹底して洗い出してください。以下は一例ですが、こうしてご自身に問いかけていくのもよいでしょう。

  • どんなときに私は喜びとやり甲斐を感じただろうか
  • どんなことに私は問題意識(なんとかしたい)と思っただろうか
  • どんなことで私は社会に貢献できるだろうか
  • その貢献は社会にどのくらい受け入れられるだろうか
  • スタッフに対してどんな院長でありたいか
  • 家族とどんな暮らしをしていきたいと思っているのか

こうして考えるだけでなく、さらに大切なのは「動機を文章に書いてみること」です。書くことで考えが不鮮明なところが炙り出されますし、時間をかけて推敲できるようになります。

家族の理解はありますか

家族がいるのなら、必ず意向を告げ、了解を得ることに努めましょう。開業の目的や内容を十分説明し、家族と共に検討しましょう。信頼できる協力者としての家族は、困難を乗り越えていくときの支えになってくれます。

どんな人たちが助けてくれるのか?

長丁場の開業準備の各セクションでそれぞれ異なる領域のスペシャリストの助言・助力を仰ぎ、乗り切っていきましょう。どんなサポーターが考えられるのでしょうか。
会計事務所や医業経営コンサルタント、設計事務所、社労士事務所、調剤薬局の開設を支援する企業、医薬品卸業者、医療機器メーカー、医療モール運営会社、リース会社、住宅メーカー、臨床検査会社などからのサポートが考えられます。

上記の他にも様々なスペシャリストが先生をサポートしてくれますが、医療の世界に長く携わっている我々の目からみて、残念ながら悪質な業者に騙されてしまった事例や医療への特化度合いが薄く的確な助言が得られなかった事例も散見されます。くれぐれもサポーター選びは慎重に。次のことは最低限心に留めおきください。

  • 「同分野で複数の方にあって比べてみる」
  • 「信頼できる人に紹介してもらうのも有効な選択肢」
  • 「すでに開業して成功している人に紹介してもらうのも有効な選択肢」

STEP2 開業基本構想固め

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