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開業までの流れ

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STEP4. 開業立地の選定

開業立地はその開業が成功するかどうかの大きなウエイトを占める大切な選択です。開業立地を選択する上では、開業のコンセプト(診療方針、提供する医療サービスの質、設置したい医療機器など)がしっかり決まっていないと大量の物件資料から取捨選択することができません。
開業コンセプトが固まっている前提で、さらに開業立地選定のポイントを考えてみます。

地図で読み取れること

物件周辺の地図をみるうえで留意することは以下のようなことです

人の行き来を分断してしまうものがどこにあるか?
例)河川(橋の位置もチェック)、線路(踏切の位置もチェック)、車線多い幹線道路、高架の道路・線路
付近に人が沢山集まる施設(マグネット施設)はあるか?
バスはどのように走っているだろうか?(バス停はどこにあるか?)
最寄の駅やバス停の位置関係から、住民はどういうルートを通りやすいか

役所で調べること

役所で調べる主なものは2つあります。

まず、'人口動態'です。住民基本台帳は閲覧可能な資料で、年一度更新されているものです。これは○○町の何丁目の人口は何人といったところまで把握できます。エリアの人口を数年前からみれば増加・減少などの傾向もみることができます。
もう一つは'将来像'です。その自治体の都市計画に関する資料を閲覧します。5年後、10年後にどういった街づくりを目指すエリアなのかを確認します。

診療圏調査でわかること

診療圏調査とは開業予定地の近隣人口と既存競合クリニックの状況を分析して、開業したら1日当たり何人の患者さんが来院するであろうかというシミュレーションです。
物件を判断するうえで重要な示唆をあたえてくれる資料ですし、これは金融機関に融資を申し込む際にも提出を求められるものです。
ただし、決して鵜呑みにはしないで資料の内容をよく検討してみてください。競合クリニックの標榜科目は実態とズレていないか(外科と標榜していても内科を多く診ているケースもあります)、競合の科目により0.5などの傾斜係数が掛けられている場合にはその妥当性を検証してみることがあります。診療圏調査には一定の根拠と信憑性がありますが、その数値はズレる可能性があることを心に留め置き下さい。そしてそのズレは許容の範囲におさまりそうかどうか、実際に立地候補地をご自身の足で歩いてみる必要があります。

実際に踏査してみる

開業候補地の周辺を何度も実際に歩いてみましょう。
まず、開業物件とその周辺の第一印象としてどんな感じを受けたのかをしっかりメモをとっておきましょう。第一感とはいがいに大切なもの。何かそこで気にかかるときはその理由を掘り下げて考えてみる必要があります。
次は周辺地域を歩いてみます。午前中は?昼過ぎは?夕方から夜にかけては?いろいろな時間帯を歩きながら街の印象や通行量とその動線方向を観察しましょう。
競合クリニックについてはその雰囲気、看板、どんな患者層なのかをチェックします。特に標榜科の情報はしっかり抑えます。データにない競合の存在に気付くこともしばしばあるはずです。

STEP5 開業資金計画

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